【サイフの穴をふさぐには?】社会人1年目に学んでおきたいお金のリテラシー
給与明細を見るときに、多くの人が一番気にしているのは手取り、つまり差引支給額の項目。
支給合計から健康保険料、厚生年金保険料、所得税、住民税など諸々が差し引かれた後の金額が手元に残るわけですが、この仕組みついて何がどうなっているのか理解している人はあまり多くないのではないでしょうか。
サイフの穴をふさぐには?
オロゴンさんの「サイフの穴をふさぐには? 学校も会社も教えてくれない税とお金と社会の真実」の書評です。
本書はサラリーマンの主人公が直面するさまざまな問題に、豚の貯金箱に宿ったお金の神様が知識を与えて解決に導いていくというストーリーとなっています。この手の内容を学ぼうとすると、教科書的な分厚い本で、専門用語が多く難しいものが非常に多いのですが、身近な例とわかりやすく噛み砕いた説明でとても理解しやすかったです。
以前FP2級の資格を取得したのですが、やはり税金の部分は馴染みがなく覚えるのに時間がかかりました。FPの勉強をする前に読んでおけば事前知識が得られてもっと楽に合格できたのではないかと思ったので、もし受験を考えている方がいればぜひ勉強前に一読することをおすすめします。
koizumihikaru1234.hatenablog.com
資格の取得を考えていない方でも、源泉徴収や社会保険の仕組み、クレジットカードやリボ払いの注意点、借金地獄に陥らないために覚えておくべきことなど、一冊で社会人がお金に関して最低限学ぶべきことが勉強できる内容になっています。
社会保険の仕組みをしらなければ「なにかあったときのために」と高額な生命保険や医療保険に加入してしまったり、せっかく税金を支払っていても国のサービスをうまく使えず、「サイフに穴が空いた」状態になってしまうかもしれません。
なかなか学ぶ機会のないジャンルかもしれませんが、税金やお金については避けることのできない知識。一度覚えてしまえば一生役立つ内容ですので、お金・税金の最低限の知識を身につける際の入門書として最適だと思いました。
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