帽子と見栄とミニマリズム
かつては50個以上帽子を所持していました。
が、すべて手放しました。
そして、先日帽子を買いました。それも二つも!
ジャーン!
持ち物100個も無いくせに帽子を二つも持ってるとは何事だと思われるかもしれませんが、モノをこれだけ減らしたからこそあらためて必要だと思い購入しています。
koizumihikaru1234.hatenablog.com
おしゃれは好き
ファッションの系統によるものだと思いますが、かつては外に出る時は必ず帽子を被っていました。
頭の形が良いからか(転勤したすべての勤務先で、頭の形だけは褒められてました)わかりませんが、帽子をよく似合うと言われていたので同じようなものばかりでしたが給料が入ると必ず帽子を買う。そんな生活を以前は続けていました。
快適な中の小さな違和感
「ミニマリストになって、必要最小限のモノで暮らしたい」
koizumihikaru1234.hatenablog.com
そう考え、家に置いてあるものをほとんど放り出してしまった時に帽子はすべて買取に出しました。
「帽子なんて被らなくても生きていける。こだわりはあったけど、これからは必要なモノだけで生きていくのだ」と ひとり胸の内で決意を固め、持ち物のほぼすべて手放した時に同じく手放しました。
帽子は一つも残さず、他のミニマリストのブログを参考にして洋服は白シャツを中心に固めました。
まったく後悔していませんし、むしろ気に入らないモノが何一つない部屋に住むことができているので非常に快適に、溌剌とした日々を送ることができています。
ですが服装についてはちょっとだけ違和感を感じていました。
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定番=万人受けではない
勝手に自分の中で作り上げてしまった固定観念ですが「ミニマリストといえば白シャツ」というようなイメージがあります。
そしてミニマリストを目指している自分。
であれば当然着るものは白シャツだろうなというのが理由で服を選んでいましたが、最近ミニマリストの定番である服装と自分の服装はまったく別物であることに気づきました。
もちろん白シャツが気に入らないというわけではなく、シンプルだからこそ合わせやすいので重宝しています。ただ、いつも白シャツとジーパンという出で立ちは自分にとって最もお気に入りの服装とは必ずしも言えない事を自覚しました。
鏡を見ても今ひとつ物足りない感じが拭えません。
そこでかつて自分らしい服装に欠かせなかった帽子を取り入れました。
他人からはどちらが良いと思われるかわかりませんが、帽子があるだけで自分にとってお気に入りだなと思える服装に近づけましたのでやはり買ってよかったと思います。
ファッションは見栄なのか
ミニマリズムを実践するに当たって僕が最も意識しているのは「見栄を張らず、自分にとって必要なモノだけで暮らす」ということです。
本来の身の丈以上に自分を見せようとして、モノに意味を求めすぎて苦しんだ過去があるので、その反省からこれを信条にして生活をしようと心に決めています。
その信条に照らして考えた時に「帽子を買いたいと思うことは、結局見栄を張りたいだけなんじゃないのか?」という疑問が湧いてきて、買う前に少し悩みました。が、結局買いました。
僕の結論として、自分にとってお気に入りだと断言できない服装でモヤモヤするよりも、「この方が自分らしい」と満足できる服装でいる事が重要だと考えたからです。
多くのミニマリストに支持されているからそれを選ぶ、ではなくこっちの方が自分らしいと思うからこれを選ぶ。自分の中での必要を考えた時に、この方が僕の中ではミニマリスト的な選択をしたつもりです。
手放すことはリセットすること
モノを持たない生活を3ヶ月近く続けて最近思うのは、手放したからこそ必要なモノが見えてくるという事です。
「どれが自分にとって必要なモノなんだろう」という事をじっくり考えてモノを残しましたが、理屈では必要ないと思っていても実際に生活しているとこれはあった方がやっぱり快適だなと思うものが何個か出てきました。
例えばテーブル。
昨日、間もなく札幌から引っ越し予定のおかもとさんと僕の送別会を何もない我が家で開いて頂きました!
皆さん料理を持ち寄って頂き普段食べられないような料理をたくさん食べられて、僕以外は全員女性でしたが様々な話で爆笑して楽しい時間を過ごせました。
おかもとさん 小規模な日々。
メグさん 楽に生きる方法
ハナさん 偏愛なう!
コムさん こむの頭の中
Sさん
皆さん、ありがとうございました!
参加者のSさんがテーブルを用意してくれて、一旦は我が家にそのまま置かせて頂いているのですが
テーブルがあるとめちゃ快適です。
今までは寝転がって記事を書いていて、それも全然悪くなかったんですがテーブルがある方が身体の負担が少なく、姿勢的に楽だという事がわかりました。
あらためて思うのは、すべて手放したからこそ必要なモノが分かり、気にいらないモノを全て処分したからこそ、自分の理想の生活を再スタートできるのだということです。
↑汚部屋時代
気に入らないモノに囲まれた状態でお気に入りのモノを手に入れる。
以前の僕にとっては臭いものに蓋をするようにいらないモノを補うために別のモノを買っていました。一時的に目を逸らしても気に入らないモノが消えるわけではありません。
断捨離、ダウン・サイジング、ミニマム化。
これらはただの掃除ではなく、自分自身の不必要を取り除いて人生やり直すリセットのようなものだと思っています。
いらなくなったモノを通して、今の自分にとって最良のモノを手に入れる。
モノを捨てた後も、モノについて考える機会が何度も訪れています。
自分のミニマリズムはきっと一生かけて常にアップデートしていくものなんだと思いました。
この部屋とももうすぐお別れ。ちょっと寂しいです。
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