ミニマリスト ひかるの本棚

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本屋大賞受賞の、普通ではない物語【流浪の月】

 

 

 

 

 

★感想(ネタバレなし)


学校の価値観や家庭の雰囲気に馴染めずに孤独を抱えた更紗と大学生の文が織りなす、普通ではない彼らの物語。

 

 

ストーリーを追いかけるだけでも楽しめるし、ミステリー的な物語の謎を考えるのも楽しめる内容となっており、最後まで一気に駆け抜けるように聴きました。

 

 

境遇は違っていても、更紗の心境や文のやるせなさ、その他の登場人物の抱えるいびつさや弱さに多くの人が共感したからこそ、ベストセラーになったのだし本屋大賞も受賞したのだと思います。

 

 

ただ面白い小説を読みたい人にも、濃厚なストーリーに没頭したい方にもおすすめの一冊です!