【減らす技術】の要約。実践して大切なことだけに集中する
先日読んだレオ・バボータの減らす技術の要約です。
こんな方におすすめの本になっています。
・自分の人生に集中したい方
・やることが多すぎて困っている方
なぜ減らす必要があるのか
そもそも、なぜ減らす必要があるのかといえば、著者のレオによると「余計な雑音を排除することで、自分の好きなことを楽しめる」から。そのために必要なステップは2つあると説明されており、
人生をシンプルにする2つのステップ
ステップ1 大切なことを見極める
ステップ2 それ以外のものを取りのぞく
基本的にはこの2つが必要であり、本書はこの2つのステップを実行するための方法や考え方を説明している本になります。このようなことをなぜ説明するのかといえば、シンプルに生きるということは思いのほか難しいからに他ならないからだと思います。
生きているとさまざまなしがらみや価値観、欲求などに左右され、気づいたら余計なものやノイズがものすごく多くなっていくのが普通であり、シンプルであるということは技術であり価値観を持っていなければできないことなのです。そのために本書はとても役立ちます。
減らすための原則は6つ
著者の考える減らすための原則というのは主に6つの原則から成り立っています。それ以下です。
1 制限する
2 本質に迫ることだけを選ぶ
3 シンプルにする
4 集中する
5 習慣化する
6 小さくはじめる
その中で著者が減らす技術の柱になるのは1の制限する、2本質に迫ることだけを選ぶの2点となっており、最も重要な考え方であると説明されています。
制限する
なぜ制限する必要があるのか。それは、私たちの持っているものは有限だからです。時間、場所という限りのある箱になにもかも詰め込もうとしたらボロボロになるのは明らかであり、入れるものは必ず厳選しなければならないのですが、それを気づかずになんでもかんでも増やそうとしてしまうのをやめなければなりません。そのために「制限する」という考え方が必要になります。
本書では制限をすることのメリットとして、
制限をすれば
1 ものごとがシンプルになる
2 集中力が発揮できる
3 重要なことに的を絞れる
4 達成できる
5 あなたの時間の大切さを示せる
6 効率が高まる
と6つ説明されています。
私がここで特に関心したのは3、5。制限をせずになんでもかんでも引き受けたり、とにかく手当たり次第に取り組もうとすると結局何も達成できずに時間が無駄になるだけ。そして、大切な時間も失われていきます。人生は有限であり、その中で本当に大切なことにだけフォーカスするために制限が必要ということですね。
本質に迫ることだけをやる
なぜ本質に迫ることだけをやる必要があるのか。それも制限と同様にシンプルにするためと説明されています。本書では例として、生産性を上げるだけでは意味がないということを説明されています。
生産性を上げることは確かに大事ですが、そもそも取り組んでいるタスクが本質的でなかったら? 大切なのは生産性を上げることよりも、まずは本質的なことは何かと見極めること。そのために必要なことは本質に迫ることは何かを自問することであり、そのための9つの質問が紹介されています。
本質に迫ることを見極める9つの質問
1 どんなことに価値を感じているのだろう?
2 どんなゴールを目指しているのだろう?
3 心から好きなものはなんだろう?
4 何が大切なことなのだろう?
5 最もインパクトが大きいことはどれだろう?
6 長期的にインパクトがあることはどれだろう?
7 それは「必要なもの」? それとも「欲しいもの」?
8 「本質に迫ること」ではないことはなんだろう?
9 まだ減らせることはないだろうか?
自分が今やっていることや時間を取られていること、疑問に感じていることにこのような質問をしてみると、本質的でないことを見極めるのに役立つはずです。
まとめ
レオ・バボーダの減らす技術の要約として、なぜ減らす必要があるのか、減らすための原則は6つ、制限する、本質に迫ることだけをやるの4つを書きました。
以前にも読んだことがあった本ですが内容をまったく覚えていませんでしたし、当時は全然関心も持てませんでした。しかしあらためて読むとすごく良いことが書いてあるなと感じましたし、「減らす」ということは増やす以上に価値があり、大変なことであるということを身を持って感じています。
今回の記事では本質的なものとして原則の2つを紹介しましたが、これ以外にも具体的な減らす技術がたくさん紹介されており、色々ありすぎて時間がなかったり断捨離したいものや事がある方にはとても参考になると思います。
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