ミニマリスト ひかるの本棚

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【本質を見抜く考え方】国際政治学者が教える思考のコツ

 国際政治学者の中西輝政さんの著書、「本質を見抜く考え方」をKindleアンリミテッドのオーディオブックで読了。





 これまで多岐にわたる国際情勢の分析、外交に関わってきた著者が展開する思考をする上でのポイントをまとめた本であり、一般人としては日常生活で使うのは難しいと思う部分も多々あり。


 しかし、人間の普遍性を考えたり、情報を分析する上で覚えておくと役立つ内容も多くなるほどと思わされる部分もたくさんありました。


・歴史を学べ。人間のやることは基本的には繰り返される。
・自分という鏡が歪んでいたら、ほかのものも歪んで見える。
・必ず言葉にして考える。
・全員の意見が一致するのであれば、それはだれも考えていないということ。
・未来を考える時に投影史観は危険。すべては徐々に変化するというのは思い込み。



 ある程度年齢を重ねた著名な方はやはり歴史の重要性について語られますが、本書も例に漏れず同じことをおっしゃっています。苦手ですが歴史の本もたまには読んでみようと思いました。