ミニマリスト ひかるの本棚

書評がメインのブログです。

ひとりぼっちはかわいそうじゃないよ!ひとりが好きということ

先日仕事がちょっと暇になった時に、お昼休憩が急遽1時間から3時間に延長になった事がありました。

 同僚、上司はみんなで一緒にパチンコやショッピング行くと楽しそうに出掛けていきましたが、僕は特に外に行きたい理由もなかったので3時間自分の席で本を読んでました。

 

 



思いもしない読書時間ができてラッキー!と喜んでいたのですが、帰ってきた上司が「どこに行ってた」というのでひたすら本を読んでたと言ったら「かわいそうな子みたい」と言われました…(・・;)

 

 

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小さい頃からひとりぼっち
僕はひとりっ子で兄弟がいないうえに、両親が共働きで鍵っ子でしたので小さい頃からひとりで遊ぶことが多かったです。

 

ひとりで家でゲームしたり本を読んだりレゴで遊んだり、誰かが隣にいなくても楽しかったし寂しくありませんでした。

友達と外で遊ぶのも刺激的で楽しかったですが、一番好きなのはひとりで部屋にいる時でした。
今も誰にも邪魔されない静かな空間で、コーヒーを飲みながら音楽や読書を気ままに楽しむのが大好きです。

なんにも良いことがなくても、こういう時間が週1回でもあれば幸せだなーと心底思えるので我ながら幸運な体質に生まれついていると思います。


「ひとりが好き」は少数派
小さい時から思ってましたが、ひとりの方が心地いいと感じる人って少数派みたいです。

 

職場で雑談していると休日に何してんの?という話がよく出ますが、恋人とデートとか友達と遊びに行くとか家族で一家だんらん、水入らずに過ごすとか誰かと一緒に何かをするという意見が大半です。

 

そんな中で「ひとりで本読んでます」とか「ひとりで散歩したり、ジムで運動してます」とか言うと「さみしー!w」とか「彼女作らないとダメだよー!」と言われることが多く、時には真剣な顔で「生きてて楽しいの?」と人生とは何かと問われているような哲学的かつお前どんだけ失礼なんだよという衝撃的な問いが返ってくることもあります。

 

わかるー!と言ってくれる人は今のところ僕の職場ではひとりだけ。やっぱりひとりぼっちは少数派のようです。

 

 

ひとりにしておくのはかわいそう
小学校の時、家の中に鍵を忘れたまま登校して、両親が鍵を閉めて仕事に行ってしまい自宅に入れないことがありました。

 

母が家に帰ってくるまで家に入れないので、とりあえず本を読んで帰宅を待っていようと思い、自宅マンションの玄関前の階段で読書してました。


すると、お向かいのおばちゃんが帰ってきて「ひかるくん、何してるの?」と聞いてくるので、
「おうちに鍵を忘れちゃったから、お母さんが帰ってくるまで本読んで待ってるの」と普通に答えたら、


ええ!!ひとりでかわいそうに!お母さん帰ってくるまでウチで待ってなさい!』と、家に来るように言われました。

 

しかし、普段挨拶をするぐらいで親しいわけでもない人の家で待たせてもらうのは気まずいですし、親が帰ってくるまでどこで待っていようと変わらないのでお断りしましたが「外でひとり待たせるのはかわいそうで見ていられない」という主張を断固として譲って頂けず、押しに弱い僕は結局家の中で待たせて頂きました。

 

大多数=全員ではないということ。
今思いだしてもお向かいのおばちゃんは凄く優しい人だったと思いますし、
心配してくれたからこその好意だったのも十分理解できます。

でも僕にとってはよく知らない他人の家にいるよりも、階段で本を読んでいる方が心地よかったし楽しかった。

普段付き合いのない人の家で緊張しながら待たされる方が、ひとりでいるよりもよっぽど孤独を感じましたし疲れました。

 

何より、ひとりで過ごすのが好きなのに、ひとりでいる人はかわいそうと決めつけられたことがショックで、自分は変な子供なのかと真剣に悩みました。

 

今はひとり者の寂しいやつとか言われても「すんません、寂しくてw」と平然としていられますが、小さい頃は本気で自分がおかしいのかと悩んでいました。

 

多数派でないというのはそれだけで変人扱いされたり、好奇の目で見られることはミニマリストを目指してから改めて痛いほど感じたので、それなりの処世術を身につけておかなければいけないなと痛感しています。

koizumihikaru1234.hatenablog.com

 

でも、大多数の人にも、自分と同じように感じたり考えたりしない人が世の中にいる事を覚えておいてほしいです。

 

漫画家の蛭子能収さんはテレビ収録の大人数の打ち上げの時に、

 

できれば誰もいない場所でひとりぼっちになって食べたい。でも、そういうことを人前で言うと非難されるのがオチです。

(中略)

「蛭子さんは協調性がないよねー」ってな具合に。だから、いまは少しだけ迎合してみんなで食べるようにしていますが、本当のところは、やっぱりひとりぼっちで食べたいんですよ。

 

と、こんな風に思う人間がいることをわかってほしいです。

 

ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21)

ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21)

 

 

生涯孤独に暮らしていきたいわけではもちろんなく、みんなといて楽しい時間もたくさんあります。

 

でも、ひとりでいる時間が心地よくて、決して孤独に打ちひしがれて寂しさを抱えているわけではないこと、そういう見方をされて傷つく人がいることを忘れないでほしいです。

 

人はみんな違って当たり前。へーそう感じる人もいるんだ!ぐらいにみんなが思ってくれるようになればいいなと真剣に思いました。

 

 

※2017/11/18 追記

今でもご覧になる方の多い記事で、共感してくださる方が多くいることがとても嬉しいです。最近ではイントロバート、内向的という言葉が知られてきていて、こういう人が多くいるということの理解が広まっているように感じます。

 

 

 

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