かつての必要は今も必要か。片付けでデザインするこれからの自分
掃除は過去にさよならを告げる作業。
そう言ったら大げさでしょうか。
自分を棚下ろす
久々の実家暮らしですが、ありがたいことに僕が住んでいた部屋は定期的に掃除をしてもらいながら当時のまま残っていました。
実家暮らしだった20歳頃、マキシマムだった僕が溜め込んでいた数々のモノがたくさん置き去りになっていて、引っ越しも(と言っても宅急便6個だけですが)落ち着いたので片付けを始めています。
両親はミニマリストではありません。
マキシマリストでもなく中庸といったところ。
今使わなくても、昔買ったものは捨てずにそれなりに残していますが、必要でないものはわざわざ買ったりせず、流行も別に追いかけません。
かつてのように一息に何も無い部屋を目指そうかとも思いましたが、両親が残しておきたいモノもあると思うので、今回は確認しながらゆっくりと今の自分に必要無いモノを片付けていこうと思っています。
過去の自分
そびえ立つ富士。
ならぬ服。
もはや購入した当人すらどんな服が眠っているのかすら思い出せません。
黒多め。
帽子、こんなに持ってたんだ…!
ひとつずつ広げていくと、現れたのは主に10代の頃に買い揃えた数々のTシャツや帽子たち。
正真正銘のマキシマリストだったんだなと、過去の荷物を見ながらあらためて振り返っています。
今だったら絶対買わないようなデザインの服も多くあり、かつての自分と今の自分の趣味・趣向はまったく違うんだなと、自分自身を俯瞰して見ているような気分になります。
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変化する自分を片付けでデザインする
10年前と今で、価値観がこれほど変わるなんて想像もつきませんでした。
かつてはどれだけのモノを手に入れられるかが人生の目的であり幸福だと信じていました。
幾度も 幾つ手に入れようとも 全員に愛されたいって欲望も
どこまで行ったってもっともっとと 満たされないって事がほとんど
IN THE NAME OF HIPHOP(2CD生産限定盤)
- アーティスト: tha BOSS
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先日購入したCDの歌詞からの引用ですが、まさにこのような状態で何も満たされませんでした。
今はまったく逆で、多くのモノを持つのではなく、必要なモノだけ持ち、足るを知ることが自分らしく楽に生きることだと思っています。
かつて必要だったモノと向き合いながら、これから自分に必要なモノを考える。
片付けをすることは過去に自分が大事にしていたモノとのお別れとともに、これからなりたい自分をデザインしていく作業。
大げさかもしれませんが、久々のお片づけはそんなことを考えさせられました。
掘り出しものと思いきや
実家のお片付けと言っても何百着もあるわけではありません。
以前のハードな片付けで鍛えられている僕には大した重労働にはならず楽々片付きました。
koizumihikaru1234.hatenablog.com
服を整理している時に、ちょうど一着欲しいと思っていたユニクロのグレーの無地Tシャツを発見。
購入した覚えがまったくありませんでしたが、穴が開いていたりよれていることもなく、欲しいと思っていた品に突然巡り会えるという嬉しい偶然に感謝!
忘れていたけれど今の自分に必要なモノが出てくるのは片づけの醍醐味のひとつだと思います(^^)サイズもぴったり。
と思って意気揚々と着こなしていざ出掛けようとして鏡を見たところ、腰の辺りに黒いシミのようなものを発見。
そんなに目立たないから良いかと思ってまじまじと見てみたら
良一…?
なんと祖父が老人ホームで着ていたパジャマでした!
危うく爺ちゃんの名前入りTシャツで豪快に地元を練り歩くところでしたが、寸前で気付き慌ててお着替え。
爺ちゃん、パジャマで使わせてもらうよ!(^^;
自分以外のモノも混ざってしまっているようですので、誤って家族のモノを捨ててしまわぬよう気を付けながら少しずつ整理をしていきたいと思います。
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