東京に戻ってミニマリストでいられなくなるかと思った理由
東京に戻って約一週間。
モノが欲しい。
そう思う機会が以前より増えました。
違和感
以前はモノが幸福をもたらすと信じてとにかく買い物をしまくっていました。
が、まったく満たされずむなしかったです。
koizumihikaru1234.hatenablog.com
最小限のモノで暮らす生活は本当に快適で、欲しいモノが買えない渇望感やお金が足りなくなるのではという不安から抜け出せて感謝しています。
ところが、北海道から東京に戻ってきて変化が。
「モノが欲しい」
それも以前買い集めていた服飾品とかブランドモノが欲しいと思っている自分に気付きました。
アパレル系の店は北海道の8.3倍
すでにお気に入りのモノだけを厳選してモノを持っているつもりでした。
しかし街中を歩いていると「あれも、これも欲しい」と、物欲がメラメラと内面で燃えてくるのです。
それはとても強烈な衝動で、実際に値札を見たり財布を覗き込んだりしてしまっています。
しかも帰ってきてから約一週間しか経っていないのに1、2回ではなく何度もこういう事が起こっています。
北海道にいた時は会社と家の往復ばかりだったからかもしれませんが、なぜこんな不思議な事が急に起こるのか。
自分の中で色々考え、思い当たったのは、同年代の人間と、服飾系の店舗が多くて誘惑にさらされる機会が多いからではないかと思い調べてみました。
2- 6 都道府県,年齢階級別人口(総務省統計局)http://www.stat.go.jp/data/nihon/02.htmを加工して作成
同年代の人数は北海道よりも東京の方が少しだけ多いようです。
しかし、そこまで差はありません。
(市区町村別で見たらもっと面白そうですがデータを見つけられませんでした)
平成26年商業統計(経済産業省)http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/result-2.htmlを加工して作成
こちらは服飾系の店舗数、従業員数、販売額です。
東京は北海道よりも8.3倍も服飾関連のお店があるようで、元物欲まみれミニマリストには目が眩んでしまいやすい環境のようだという事が改めて分かりました。
都会を出て感じるのは、都会にいると「欲望が去勢される」んです。都会の場合、欲望を持とうと思うと、お金が必要ですからね。そのために働くのは馬鹿げているわけで、自然と欲望も去勢されていきます。
イケダハヤトさんのミニマリストについて言及した記事からの引用です。
彼はまったく逆のようで、都会にいると欲望が去勢されていくと。
十人十色、やはり感じ方は人それぞれなんだなと再認識しました。
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最重要事項を優先せよ!
今のところ自分に必要なモノがわかっているので、気持ちが傾く事があっても簡単には手を出さずにいられています。
自分にとって一番重要なこと、もっとも大切にするべきことを決めたら、それ以外のことには勇気を持って明るくにこやかに弁解がましくなくノーと言えなければならない。
7つの習慣、「最優先事項を優先する」からの引用です。
一番大事なのは欲しいモノを買う事ではなく、見栄を張らずに必要なモノだけで暮らすこと。
この生活が心から気に入ってますし、必要なモノだけで生活する快適さは一番自分が理解しています。
しかしやはり大都会、北海道にいた時よりもどこに行っても広告は大々的ですし、統計にもありましたが店の数が非常に多く、誘惑がいっぱいでこれからも翻弄されていくのでしょう。
自分はなぜ必要最低限の生活を選択したのかを常に意識し、店には購買意欲を煽る様々な仕組みがある事を忘れないことが大切だと思っています。
環境が変わっただけで自分の心境にこれだけ変化が起き、頭で理解していても元々持っているマキシマムな物欲は簡単には消え去らないという事が肌で分かりました。
こだわりのモノを持つ事と、浪費の違いをしっかりと見定め、自分自身の「必要」をアップデートしながら維持していきたいと思います。
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