ミニマリスト ひかるの本棚

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「なんとかする 子どもの貧困」全国で行われているさまざまな貧困対策

湯浅誠さんの「なんとかする 子どもの貧困」のブックレビューです。

 

先日 kindle unlimited で読了しました湯浅誠さんの「なんとかする 子どもの貧困」ですが、 とても興味深く拝読しました。

 

 

 

 

 

 新聞や様々なメディアでシングルマザーや子供の貧困についての情報というのはたまに見かけていましたが、このように書籍という形でしっかりと選んだのは初めてでした。 そしていかに、貧困というものが親の代から再生産されるか、その再生産されたループから抜け出すのがいかに難しいのかということが理解できました。

 

 

 

 橘玲さんの「言ってはいけない」という書籍でも書かれていますが、私たちの様々な能力というものはかなり遺伝によって受け継がれて行きます。 身長や体型、そして知能もそれに含まれるということがだんだんわかってきています。その受け継がれた能力によって、貧困の環境というのが再生産されていくというのもまた事実であり、そしてそれをなんとかしようと思っている様々な人達がいるということが本書ではさまざまに紹介されています。



 

 そもそも貧困とはどういう状態なのか、貧困の環境に置かれた子供達がどのような生活をしているのかと提案そして大人達はどのような取り組みをしているのかということが詳細に書かれており到底の正直このようなものを読むと自分も何かできることがないだろうかということを強く思わされました。 



 

 これからの社会を背負っていく子どもたちに大変な思いをさせず、しっかりと社会で活躍できるような土台を作っていくために小さいことかもしれませんが私自身も色々取り組んでみようと思います。貧困や子供の家庭環境についての社会問題を知るためのファーストステップとして、とても良いきっかけになる書籍だと思いました。