ミニマリスト ひかるの本棚

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【search inside yourself】の要約。瞑想を理解、実践するための書

 先日読みました、チャディー・メン・タンのサーチインサイドユアセルフのブックレビューです。

 

 瞑想を始めてみたい方ややったことのない方、その効果にはどのようなことがあるのかを知りたい方にとてもオススメの本です。

 

 

 

 

この本でとても気になった点


・瞑想の達人であるマチウさんがさまざまな検査を受けたところ、左側の前頭前野の活性度合いが高かった。そして、幸福度の値が前代未聞なほど高かった。

 

 

・自分が感じている感情にラベリング、私は今怒っているなどの名前をつけるだけでコントロールがしやすくなる。なぜかといえば、脳の右側の腹側外側前頭前野の活動が増え、扁桃体の反応にブレーキがかかるから。

 

 

・情動を理解するにはマインドフルネスを体の感覚に向ける必要がある。怒りを感じる時に呼吸が浅くなることや、胸がしめつけられるなどの感覚が出るようであれば、そのような感覚を感じた時には先に部屋を出る、深呼吸をするなど事前の対処ができるようになる。感情は生理的レベルで強い作用をもたらすので、生理的レベルで対処しなければならない。

 

 

・瞑想で鍛えられる能力は主に二つで注意とメタ注意。メタ注意とは注意に注意を向けることであり、注意が逸れた時にそれを自覚する能力のこと。なにかに注意を向けていても気づいたら全然違うことを考えていたという時などにも、すぐにそれに気づいて注意を戻すことができるようになる。

 


・喜びの体験にマインドフルネスを使う。楽しい経験や家族と過ごしている心地よい時間に感じでいる感覚をマインドフルネスで集中する。

 

 

・瞑想はゲームのように難易度を上げていき、楽しみながら上達する。5分自分の呼吸に集中できるようになったら、次は10分集中するなど徐々に難易度を上げていくようにしていく。

 


・ジャーナリング、つまり書くことで自分を発見する。今私が感じでいることは…などお題を決めて書くなどする。失業した知的職業者に毎日20分ジャーナリングをしてもらったところ、ジャーナリングした対称群は68.4%、しなかった方は27.3%の再就職率であった。

 


瞑想をやらない理由がない
 

 以前、考えない練習という本のブックレビューにも書きましたが、瞑想の効果というのは心の平安やストレスマネジメントという以外にも本当に多くの効果があり、この手の本を読んでいるとやらない理由はないと思ってしまいます。

 


 そして本書では呼吸にフォーカスした瞑想だけでなく、ジャーナリングなど別の瞑想の方法についても紹介されていてその効果と非常に興味深いものでした。瞑想に興味がある方はぜひ一読することをおすすめいたします。

 

 

 

 

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