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高い期待値を手放す方法。 他人に期待しすぎないということ。

先日不安を手放すという記事を書きました。本日は他人への期待を手放すということについて書いてみたいと思います。

 

 

 

koizumihikaru1234.hatenablog.com

 

 

 

 このテーマについて書こうと思い考えたところ、大体4つの考え方で普段対処をしているのかなと考えました。結論だけ知りたい方は目次をご覧頂ければと思います。

 

 

 

 

 

なぜ期待を手放すのか

 なぜ期待を手放すのかというのは、一言で言えば現実を客観的に見てイライラしないようにするためです。

 

 

 期待を手放すというと、他人には一切頼らずに自分の力だけで生きていくとか、誰も信用するなと言っているように感じるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。逆に私は他人とうまく信頼関係を築くためにも、期待値は高くもちすぎない方が良いと考えています。

 

 

 そもそも期待をするというのは、自分が勝手に「この人はこれぐらいやってくれるだろう」と考えてしまう思い込みです。自分自身でさえ、自分の思い通りにならずに感情的になってしまったり物事が思い通りに進まないことがあるのに、他人が自分の思った通りに動いてくれるはずがないと考える方が自然だと思います。

 

 

 なので、期待値を高く持っているということは、自分の思い通りにならない他人が思い通りになるという思い込みそのもの。当然そんなふうに思っていれば自分が願っている現実とはまったく違うことばかり起こるので常にイライラする羽目になってしまいます。そうならないためにも、周囲の人とうまく信頼関係を築いていくためにも、高すぎる期待値は持たない方が良いと思っています。

 

 

 

①他人はそもそも自分と違う人間であると理解する

 まず理解しなければならないのは、他人は自分とはまったく違う人間であるということを理解すること。これまでの生き方も価値観も違う人間が、自分と同じことを感じて思っているわけがないということを自覚しておくことが必要だと思っています。

 

 

 「なんでこんなことすらわかってくれないのか」「こんなこともできないの」と、自分を中心に考えてしまいイライラする原因にもなりますし、自己中心的な考え方に染まってしまいます。

 

 

7つの習慣ではインサイド・アウトの原則としてまず初めに身につけるべき考え方として紹介されていますが、変えるべきは他人ではなく自分であり、そこから変えていかないと何も変えることはできないということですね。

 

佐々木常夫 オフィシャルWEBサイト│佐々木常夫流・7つの習慣(その3)

 

 

②期待値を高く持たないようにする

 2つ目は期待値を高く持ちすぎないということ。例えば、仕事や家事などで「これぐらいはやっておいてくれるだろう」という他者への期待値があまりに高いと、それが達成されない時には当然がっかりしてしまいますし、また最終的には怒りになります。

 

 

 そうならないためにも高すぎる期待値は持たずに、それが達成されないことを常に考えておくと心穏やかに過ごせると思います。そうは言ってもお願いしないわけにはいかないという場合にも、事前にどのぐらいなら出来そうかやどのぐらい進んでいるかを確認するということで期待値の事前に高すぎるところに設定しすぎないというコントロール方法も有効です。

 

 

③期待が外れても良いように余裕を持っておく

 こちらも②と同様に期待値のコントロールになりますが、世の中想定外のことは必ず起こりますので、そもそも予測や期待が外れてしまっても大丈夫なように余裕を持っておくということがとても重要です。

 

 

 突然の事故や病気や怪我、予期せぬ仕事など生きていればさまざまなことが予測してないことが起こるのが当たり前ですので、物事はそもそも期待通りに進まないと考え、そうならなくても大丈夫なようにしておくことで平静に過ごすことができます。

 

 

 

 これは金銭的なことにも当てはまりますが、いつも収支がとんとんという状況だと予測していない急な出費があると急に懐事情が苦しくなってしまいますが、常日頃から収入の1割や2割を積み立てるようなことをしておけば、想定外の事態になっても貯蓄があるので慌てずに対処できます。

 

 

④謙虚さを忘れない

 4つ目は心構えですが、私たち自身も常に他人の期待を満たすように行動ができるわけではありませんし、期待外れの行動をしてしまったり思った通りの成果を出せないこともあります。それは世の中が不確実で私たちも不完全な存在である以上仕方のないことなので、他人にも完璧を求めないという謙虚さを持つのはとても大事なこと。

 

 

 それよりもよく考えれば、他人の期待外れの行動だけでなく気遣ってくれた行動や助けてもらった気遣いなど良いところもフォーカスすればたくさんあるはず。当然ですが私たちは自分の力だけで生きているのではありませんので、他人の力によって支えられていることを忘れない謙虚さを常に持っていればイライラせずに「まあいいか」「こういうこともあるよね」とおおらかな気持ちで物事や人を見られると思います。

 

 

まとめ

 期待を手放す方法について書いてみました。他人への期待が高すぎるとビジネス書にもよく書かれている他責の状態になりがちです。私自身も完璧にできているわけではありませんが、心地よく生きていくためにもぜひ身につけておきたい考え方だと思っています。