ミニマリスト ひかるの本棚

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幸福を求めて不幸になる

 最近読んだ本や音声で思ったこと、タイトルにも書いたのですが幸福を求めすぎると逆に不幸になるということが当然のことのように起こるということです。

 

 

 読んだ本については後日レビューを書きますが、昨日聞いたVOICYの音声でミニマリストになる前のことについて思い出しました。詳しくは音声を聞いて頂きたいのですが、快適さを求めていろいろな物を増やしていくとその環境から逃れられずに逆に不自由になるということについて説明されています。

 

 

快適さを求め過ぎると、気がつけば自由がなくなっている | 佐々木俊尚「毎朝の思考」/ Voicy - 音声プラットフォーム

 

 

 これを聞きながら思ったのは、ミニマリストについて知る前の自分のことだなーと思いながらしみじみと聞いていました。この頃は長時間労働が当たり前でずーっと仕事をして出世も目指してたくさん物を買って・・・と今では考えられないような生活をしていました。でも、なぜこのような生活をしていたかと言えば、そのような生活を続けていき最終的にゴールとして幸福になることを目指していたからです。

 

 

 

 この時に全然気づいていなかったのは、物やしがらみ、仕事の責任など増えれば増えるほどどんどん身動きができなくなっていってしまい、不自由になってしまうということ。なぜ不自由になるのかと言えば、自由になると信じて色々な物を買うためには当然コストがかかります。それを維持するためにも当然コストがかかるわけで、そのためにお金を稼がなければいけなくなり、そのお金を稼ぐために仕事の時間もしがらみとどんどん増えていく・・・と悪循環でどんどん自由でいる時間もスペースもなくなってしまっていました。

 

 

 

 その悪循環の中にいるととても不思議なのですが、不愉快で不幸であることについては自覚できるのですが、その行動が不幸を呼び寄せていることにはまったく気付けず、逆にその先を求めてもっと求め続けてしまうのです。

 

「これは辞めないと駄目だ」

と思うのではなく、

 

「このまま頑張ればきっと抜け出せる」

と思っていて、臭いものに蓋をするような感覚で現実から目をそむけていただけでした。

 

 

 なぜここから抜け出せたのかは最初の頃のブログにも書いていますが、当時話題になっていたミニマリストについて知ったからでした。最近はあまりミニマリストという言葉も聞かなくなりましたが、今でも私にとってはすごく価値のある考え方であり、自由に生きていくための重要な考え方です。

 

 

 

 たくさんあることに豊かさを感じる人がたくさんいるのは知っています。ですが、逆に減らすことで感じられる豊かさや自由があることを知っておくと、生き方の選択肢が広がります。求めるだけでなく減らすことの価値についてたまには立ち止まって、あらためて考えてみるのも良いと思ったので書いてみました。

 

 

 

 

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