ミニマリスト ひかるの本棚

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【反応しない練習】マインドフルに生きよう

 数年前から一日数分ですがマインドフルネス瞑想を実践中です。たしかに瞑想中、後はとてもリラックスした気分になって気持ちが良いのですが、本書を読んでより瞑想への理解が深まった気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 仏教用語のサティは何か特定の物事に集中するということ。これが訳されてマインドフルネスになったそうです。

 

 

 瞑想中に限らず、生きていると何かに集中していると思っていても、心の中ではいつの間にか全然違うことを考えていたり、将来の不安について一度考え始めたら止まらなくなってしまう、嫌いな人のことを考えてどんどん妄想が広まってしまうなど心は色々な方向に勝手に行ってしまうもの。

 

 

 本来反応すべきでなかったり、ほんとうにやりたいことや平穏に暮らすために目の前のことに集中する。そのためにどうすれば良いかということが実践的に書かれていてとても勉強になりました。瞑想をしていて「これでいいのか?」と思う方や、反応したくないことにも反応してしまうと思っている方にはとても助けになる本だと思います。

 

 

勉強になった点、実践していきたいと思ったのは、

・SNSなどもあり、私たちは反応せざるをえない世界に生きている。

・そのために心の中で何が起こっているかに気づく必要がある。

・気づいたらその内容、感情にラベリングする。「私は今怒りを感じている」「将来の不安について考えている」など。

・理性的な面から今心に起こっていることを見つめる。

 

 特定の時間だけでなく、家事や仕事中も意識すると余計なことに反応をしなくてすみます。ベストセラーになるのも頷ける一冊でした