【運を支配する】運が良い、には理由がある。運を引き寄せる習慣と思考法
運試しでやってみた賭け事で、なんだかわからないけど勝ってしまった。または、ベテランの人を突然打ち負かしてしまった。そんな経験をされたことのある方は少なくないのではないでしょうか。ビギナーズラックと呼ばれていますが、なぜ初心者が勝ってしまうのか。
勝負師に学ぶ、運の引き寄せ方
今日紹介するのは、サイバーエージェントの藤田晋さんと雀鬼会の桜井 章一さんの共著である「運を支配する」です。
もともと僕はあまりギャンブルをしてこなかったので、運やツキといったものにも懐疑的な立場でした。そういうものはあっても無くても構わないという考えですが、本書で紹介されている運というものは、確かに目に見えない何か、流れのようなものと捉えています。しかし、それをどのように捉えるのか、どのような人に向いてくるのかということなど、運にまつわるトピックにそれぞれの意見を1〜3Pほどで述べられています。
これを読んでいて思ったのは、運が良い、勝負に強いということは偶然ではなく、引き寄せるべくして引き寄せたという要素の方が強いということ。強い人間というのは決して偶然強いのではなく、下準備や勝負に対しての向き合い方がわかっているということなのだと理解できました。
気になるところを引用してみたいと思います。
ビギナーズラックは起こるべくして起こったことで、決して偶然ではない。(中略)勝負には複雑にしたほうが負けるという普遍的な法則がある。シンプルイズベストなのだ。
結局はシンプルに考え、シンプルに行動するのが一番強いのです。知識や経験が増えてくるとさまざまな選択肢ができて、欲や恐れが迷いにつながります。だから最後は、専門家の意見に頼るのではなく、自分を信じる心の強さを持つことが必要なのです。
競争相手を見て浮足立って動くのは、非常に危険です。あくまで地に足をつけ、自分のペースを崩さず、その中で主体的にコントロールしていかないといけないのです。
欲が強すぎると、往々にして人は欲そのものに囚われてしまう。欲に囚われた状態が続けば、強い力みが生じ、目標や願望の対象に辿りつく前に挫折や失敗を繰り返してうまくいかない確率が高くなる。
「型にはまれは強い」ということは、裏を返せば「その型で戦えなければ弱い」ということである。
「答え」をたくさん知っておいたほうが、幸せでいい人生が送れると皆思っているが、その考え自体が、社会が用意した「答え」なのである。
雑用とは仕事の基礎であり、「現場」のことを指すからだ。だから仕事から雑用を引いてしまえば、仕事は成り立たなくなってしまう。運からも見放されることは間違いない。
炎上に加担する人や、多数派の意見にすぐ流されるようなひとは、つまるところ心が弱いのだと思います。そういう人たちを見るにつけ、人は頭より心を鍛えないといけないなと感じます。
自分と向き合い、何が正しくて何が正しくないか、何が大事で何が大事でないかといった己の価値観を持つことは、人生を歩んでいく上で、もっとも必要なことです。自分にしっかりとした価値観があれば、他人と比較して生まれる価値観など、価値がないに等しいでしょう。己の価値観を持つには心が強くないといけないし、心というものは日々自分と向き合うことでしか鍛えられないと思います。
仕事でも勝負でも、ここぞという場面で思いきって決断ができたり行動ができ、運を味方にできる人。そんな人は普段の心構えや、下準備からやはり違った習慣を持っています。偶然ではなく、あくまで勝つべくして勝っているということですね。
雑用については、決して手を抜いてはいけないことですが、確かにおろそかになりがちなところです。大事なところで失敗しないよう、襟を正さなくてはと思いました。
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