ランニングのモチベーションを考える
運動は昔から苦手でした。
運動神経が悪い上に疲れるからというのがその理由です。
ずっと運動嫌いで過ごしてきた。
似たような記事を以前にも書いたことがあるのですが、昔から運動は苦手です。運動オンチだったこともありますし、息が上がったり、運動をした後疲れてだるくなるのもあり好きではありませんでした。
なので、なるべく避けるようにして生活をしてきましたが、運動不足や栄養の偏り、ストレス等々の不摂生がたたり数年前にメニエール病を患い、症状を緩和させるためにある頃から積極的に運動をするように。
ただし、ランニングは気が向いたら15〜20分ほど走るぐらいで、それほど力を入れていませんでした。
フルマラソン完走のために
そんなぼくですが、継続的に運動をするようになり、以前よりも身体を動かすことが好きになりました。2016年は目標として「フルマラソン完走」を掲げています。
koizumihikaru1234.hatenablog.com
その想いを胸のうちに秘めたままチャレンジしてもよかったのですが、怠けて結局何もせずに一年が過ぎ去ってしまいそうな気がしたので公言しました。
昨年はハーフマラソンをなんとか完走したものの、ほとんどトレーニングをしておらず、へろへろになってしまったため今年は万全の状態で挑みたい。そう思ってはいたものの、昨年末から転職など様々な事情でランニングの習慣化ができず。
疲れてる、めんどくさい、明日からやる、走っている最中に飽きるなどなど、習慣化できなかった理由はたくさんありましたが、ここに来てようやく週4〜5ぐらいのペースで走ることを習慣化できました。
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ランニングを習慣化させるために
本格的に走り込んでいる方からするとまだまだ未熟だと言われてしまうかもしれませんが、元々は「気が向いたら走る」ぐらいだったので、素人ながら少しは進歩したのではないかと思うので、そのためにやったことを書いてみたいと思います。
1 逃げ道を断つ
これは上述した通りですが、ブログで「フルマラソン完走」目標として書き、人に見て頂くことで後戻りできない状態にしました。達成したい、でもその道のりはとても険しい場合に逃げ道を自ら断って追い込む。失敗も数知れずありますが、この方法で達成できたことも少なくないため今回もやってみました。大いに習慣化の助けになっています。
2 記録をつける
Runtastic Proというアプリでトレーニングの管理をしています。走行距離、時間、消費カロリー、ペース、走った場所など起動しておくと自動的に記録してくれます。
記録をつけることでどれぐらい成長しているのかが分かりますし、なにより日々記録をちゃんと残したいということ自体がモチベーションになりました。
3 音楽を楽しむ時間にする
淡々と走るだけだと身体が苦しいだけとしか思えない時があります。以前ジムに通っていた時に、トレッドミルで走っていた時は単調さに耐えられず途中でやめてしまうこともしばしばでした。
この問題を解決するために、元々音楽好きなのでランニング中はこれまでに聴いてない曲や好きな曲を爆音で聴く時間にして楽しんでいます。(人気のない遊歩道で走っています)
※youtubeにはランニング用のmixも数多く上がっています。
4 走っていることを報告する
ツイッターに連携させて走行距離とタイムを報告しています。これは数日前から始めたのですが、「いいね」を頂けると思いのほか嬉しく、頑張ろう!と思えました。
たった今、#Runtastic PROアプリを利用して、22.05 kmのRuntasticランニングを2h 17mで終了しました: https://t.co/RwQHxwRcZH
— ひかる (@1234Koizumi) 2016年4月18日
5 途中でやめたり歩いたりする(ベイビーステップ)
そもそも家から出るのが億劫で走らずに済ませることが過去の経験から多かったので、とりあえず必ず外に出ることを習慣化しました。気分が乗らない時、疲労が蓄積している時、落ち込んでいる時。そんな時は100mぐらいで帰ったり、途中で歩きます。
習慣化コンサルタントの古川武士さんが本で紹介していたのですが、ベイビーステップという方法です。どんなに小さな一歩でもとりあえず始めることが習慣化には重要であると書いておられたので、どうしても気乗りしない時には無理をしないで小さく始めて終わるようにしました。
6 ランニングに行く格好で寝る
特に寒い時期は朝着替えるのが面倒で何度も挫折しました。なので、前日にパジャマの下にランニング用のインナーなどを全て着込んで寝ました。翌日は早朝に二度寝してしまっても、着替える時間が短縮できるので「とりあえず外に出よう」という気になりやすかったです。
7 運動をすると身体にどういう効果があるのかを知っておく
「運動は身体に良い」
このようなことはおそらく誰でも聞いたことがあると思いますが、具体的に「どのように?」ということを知っておくことでランニングをするモチベーションを保つことができました。
ネットでもランニングの効果を調べればいくらでも出てきますが、以前にも紹介した
「脳を鍛えるには運動しかない」から引用してみたいと思います。
もとはといえば、わたしたちに学習能力が必要なのは、食物を探し、手に入れ、蓄えるためなのだ(中略)脳にしてみれば、体が動かないのであれば、学習する必要はまったくないのだ。
頭のキレを保つには、有酸素運動をどのくらいすればいいかについて、小規模ながら科学的根拠の確かな研究が日本で行われた。それによると、三〇分のジョギングを週にほんの二、三回、それを一二週間続けると、遂行能力が向上することが確認された。
ソファにどっかり腰をおとすという習慣が、この一〇〇年のあいだに本能としてDNAに組み込まれたわけでもない。座ってすごすことの多い現代の生活は、わたしたちの遺伝子と矛盾しているのだ。
運動が「毎日やるか、まったくやらないか」というものではないということを肝に銘じておいてほしい。もし数日間、あるいは一、二週間、運動しそびれたとしても、再開した翌日には海馬はBDNFをどんどん生産している。その様子を想像しようではないか。
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脳にも良い影響があるということは続けていきたいというモチベーションになりました。
8 自分を追い込む
ぼくにとってはこれが最も効果があったと感じているのですが、一週間のうちに1〜2回ほど自分の限界近くまで追い込むトレーニングをしています。
長時間走る時は、今まで自分が最も長く走った距離を少しだけ上回る距離を走るようにして、短時間走る時(30分ぐらい)には30秒の全力ダッシュを2回と、途中500mぐらいの坂道を全力ダッシュします。
これはランニングするにあたって参考にした小出監督の本を参考にしています。
やっているトレーニングのベースになるところは、アスリートであろうと一般ランナーであろうと同じ。要はかける負荷が違うだけで、自分にとってちゃんと負荷がかかっている、つまり「きつい」状態がつくれていればいいんです。
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負荷をかける走り方をすると正直かなり身体はきつく、直後は息をするのもやっとという状態に。しかし、走行距離が伸びていったり、全力走で悲鳴を上げていたのが前ほどきつくなくなってくるのを感じる時ほど、自分の成長を感じられる時はありません。
できなかったことが少しずつできるようになっていく。ランニングだけではないと思いますが、進歩が実感できるという経験は、さらに次のレベルに上がりたいというモチベーションになりました。
42.195kmを完走できるようになるかはまだ分かりませんが、少しずつ確実にそこに近づいているのではないかという気はしています。
ようやく少しずつですがランニングを楽しんで続けられるようになってきたので、ひとつでもどなたかの参考になると嬉しいです。
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