必要を考えることに終わりはなく
大きなものこそ慎重に買うべきである。
所持品を見直したときに一番感じたことです。
ひさびさの買い物
通勤用に必要になり自転車、ロードバイクを買いました。
自転車は今までに何台も乗ってきましたが、通勤・プライベート両方で一番長いこと使っていたのは去年まで使用していたBMXという競技用の自転車です。
※こんな技はもちろんできませんでしたが。
見た目・性能ともに文句のつけようのない品物でしたが、北海道にいたときに大破してしまい、それ以来徒歩と電車を移動手段としていましたが通勤用に必要になったので購入。
ロードバイクという高速で走ることを目的に作られた自転車で、いままで一度も乗ったことがなかったタイプなのですが、見た目がシンプルに黒一色に統一されているところがとても気に入りました。
ギアチェンジできる自転車はひさびさですが、これほど加速する自転車に乗ったのは始めてで、驚くほど速度が上がるため事故を起こさないよう走行中は音楽を聴かないようにしたり、速度が出すぎないよう注意しています。(あいにくの降雪でしばらく乗られなそうですが泣)
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オススメはチェーンロック
小学生のときに一度自転車を盗まれて以来、どんなに短い時間でも離れるときはかならずカギをかけるようにしてからは盗難にあったことはありません。
いろいろなカギを使ってきましたが、ここ数年はチェーンロックを使っています。
斉工舎(SAIKO) GODZILLA S.L.DIAL SGM-202D 278105311
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盗難防止のための地球ロックをするときにも長さがあって楽にできるのと、移動するときに肩にかけられるのがとってもラクです。
福岡にいた時はチェーンロックを肩にかけて颯爽と街を駆ける人をよく見かけましたが、東京ではあまり見かけないような気がします。
購入の決意
こちらのロードバイク、買ったのはつい最近ですが、「買おうか買うまいか」と悩みはじめたのは11月頃だったと思います。
見た目も色もとてもシンプルな上にロードバイクは形がとてもかっこいいなと思っていたのですが、そのときはまだ仕事の配属先が決まっておらず、自転車がかならずしも必要な状況ではなかったので購入をためらっていました。
欲しいという理由だけで購入すると、結局使わなくなってしまうことが今までの経験からわかっているので欲しいけど我慢。
実用的なアイテムは使う場所と頻度がイメージできていないと、一時的に欲しいだけで、けっきょくあまり使わずに眠らせてしまうことが今までぼくの場合は多かったです。
今回は通勤と、電車で2〜3駅ぐらいの図書館などプライベートでも使用する機会が多いので必要なものと認定、購入に至りました。
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変わる「必要」
自転車はじぶんにとって必要だから購入したのですが、なぜロードバイクを選んだのかを考えると合理的、必然的な理由はほとんどなく、「自転車であること」という前提以外は「見た目が気に入るもの」という感覚がほとんどだと思います。現に21段変速であるという詳しい性能のことは購入してから知りました。
昔からものにこだわりが強かったかというとそんなことはなく、小さい頃は使えればなんでも良いと思っていました。
しかし中学生になると特定のものや音楽などにこだわりを持ち、高校生になってからはまた別のものに強いこだわりを示し、そして社会人になってからもいろいろなこだわりが出ては消えを繰り返し、音楽、ファッション、映画、読書など好みがずっと同じであったことはありません。
その後は必要なものだけを持つということに価値を見出し、その中でも「ものは使えればいい」という時期があったり、「効率だけでなく見た目も気にいるものが必要なものだ」となったり。ぼくが落ち着きがなさすぎるのかもしれませんが、人間はいろいろな影響を受けながら常に変化するのだとすれば、必要の定義も時間の流れとともに変わっていくものなのだとあらためて思いました。
「もの」が豊かになったのは如何してか。それはそもそも人間の「こころ」がそれを欲したからではないか。(中略)人間のこころは限りなく物質的欲望を満たそうとし、そうしながら、片方で「清貧」を尊んでみたり、自然をなつかしんでみたりするのではなかろうか。要は一筋縄でいかないし、いろいろな矛盾する傾向をさえ内在させているのではなかろうか。
今現在はとても気に入っている自転車ですが、もしかしたらいつか「違うのにしておけばよかった」とか「買わなければよかった」という日が来るのかもしれませんが、この自転車でなければならないという感覚があって購入したことは覚えておきたいです。
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