自分の字に自信ありますか? 字を速く、きれいに書く3つのポイント
最初に字の書き方を習ったのは幼稚園ぐらいでしょうか。
生まれてこの方、字をうまいと言われたことがありません。
褒められた経験ゼロ
作文、書道、ペン習字など字を書く機会はたくさんありましたが、褒められた記憶がありません。
むしろ「読めない」「汚い」と言われることがしょっちゅうで、いちばんヘコむのは「すいません、これなんて書いてあるんですか…?」と確認されること。(割とよくある)
質問されるたびに胸のうちで「きれいな字をちゃんと書けるように練習しよう」と決意するのですが、そのうちきれいさっぱり忘れて結局汚い字を現在まで書き続けてきてしまいました。
最近はパソコンでのやり取りがほとんどなので字がきれいかを問われることはほとんどありませんが、元が汚い字しか書けないからか美しい文字を書ける人にあこがれます。
「いつかきれいな字を書ける人になりたい」
そう思ってからどれぐらいの時が過ぎたのか見当もつきませんが、今日、少しだけその願いに近づけた気がします。
きれいな字を速く書く技術
書評です。
昨夜Kindleストアでこちらの本を発見しました。
以前、字がうまくなるワークブック的な本で少しだけ練習したことがあるのですが、ちっとも上達が見られずさじを投げました。
それ以来「字が上達する」系の本とは無縁となっていましたが、こちらの本はたった10分で書けるようになるという技術を売りにしており、セールで安かったこともあり半信半疑で購入してみました。
まずこちらは本書を読む直前に書いたぼくの字です。ビフォア、アフターを比べたいので丁寧、乱雑など意識せずに普通に書きましたがひどいですね…w
自分の字なのでぜんぜん違和感なく読めますが、きれいとはとても思えません。
こちらが本を読んだ後にその技術を使って書いた字です。
先ほどがなにも考えずに書きすぎたのもありますが、だいぶましにはなったと思います。
丁寧を意識すると意味がないと思ったので、この一文を書く時間は最初に書いたものと変わらないように意識しました。
速く書くときたない字になってしまうのは、その書き方が自己流の「殴り書き」だからです。この本で提唱する「書き方」を身につければ、誰でも、文字をきれいに、速く書くことができるようになります。
こちらのメソッドは横書きを前提に、速さ、きれいさに重点が置かれて書かれているので、仕事でメモを取る時などには大いに活用できそうです。
1. 右上がり6度で書く
横画を「右上がり6度」にそろえるだけで、一字、一語、一文、さらには書類や手紙の一面がきれいになります。
父という字を左は上の位置を合わせ、右は少し右上がりになるように書きました。
たしかに右の方ががきれいに見える気がします。字を書く時に、6度なので少しだけ右肩上がりになるように書くことが、きれいな字の特徴だそうです。
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2. 右下に重心をかける
右サイドの縦画の終筆を左サイドよりも下まで引くことによって「右上がり6度」を中和させ、文字を安定させるというものです。
式という字を左の字は下の長さを合わせ、右はさらに下に重心をかけています。
このように右下に重心をかけることで、右肩上がりの字が安定するそうです。
3. 「等間隔」を意識する
このルールは、平行する線の上下・左右を等間隔にするというもので、約50%の漢字にそういう箇所があります。
雨という漢字の点々が入る箇所を左は間隔をズラして、右は等間隔にして書いてみました。これも右側の方がきれいですね。
これは学校でも教わったような記憶がありますが、あらためて言われるとなるほどという感じがします。
もともと字が非常に汚いぼくにとって学ぶことの多い本でした。
「きれいな字を書くには練習あるのみ!」とか言われてしまうと構えてしまいますが、このように意識するポイント3つなど教えて頂けると非常にわかりやすいですし、すぐに実践できるのでとても役立ちます。
ただ電子書籍は「この通りになぞってみましょう」などのワークがまったくできないのは致命的。
ちゃんときれいになったか確かめたかったので、iphoneの横にノートを用意してぼくはひたすら書きました。
その他にも文章を横書きで書く時のコツ、行書体の書き方、ひらがな・カタカナの書き方など参考になる点が多かったので、時間はないけど字がうまくなりたいという方にはとっても参考になると思います^^
※2017/11/11追記
2年近く経過していますが、今でもこちらのコツを意識して書くと「綺麗だね」と褒めてもらえます。覚える手間はありますが、長く使えるスキルになるはずです。