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【人生100年時代のお金の不安がなくなる話】 老後を心配する必要はない。

 週刊誌や新聞を見ていると、本当に高齢者向けの広告などが多いなと感じます。書籍でも「認知症にならない●●」や、アンチエイジングなどをタイトルが多い。そして、特に目立つのが「老後のお金」について。不動産投資や利回りの高い商品を運用しないと破産するかのようなことを謳っているものもよく目にします。

 

 

 

 

 

 

老後のお金の不安がなくなる本

 

 先日読みました、竹中平蔵さんと出口治明さんの共著、「人生100年時代にお金の不安がなくなる話」の書評です。

 

人生100年時代のお金の不安がなくなる話 (SB新書)

人生100年時代のお金の不安がなくなる話 (SB新書)

 

 

 なぜ老後の生活が不安になるかというのは、定年退職をした途端に収入が年金のみに頼らなければならないから。それまで一定の収入があったものが急になくなってしまい、年金とそれまでに貯めた資産を取り崩す生活になれば減っていく一方です。

 

 橘玲さんも別の本で書かれていましたが、定年退職しないで働くことができれば老後のお金の問題は解決するのです。 → 臆病者のための億万長者入門 (文春新書)

 

 

 それには資産運用の利回りを増やすよりも、僕らが健康に働ける期間を長くする方がより重要になっていきます。最近は定年延長、定年後の再雇用の見直しなども議論されていますが、年金制度も含め、ぜひ年齢に依存しない雇用制度の見直しがされればと思います。

 

 本書では今後の日本の政策について、年金問題や生産性についてなど幅広い議論がなされており、不安を解消するとともに様々なトピックについて勉強になるのではないでしょうか。

 

 

「日本は現金を持っていても安全な国だから」と言っている人がいましたが、金融は情報であり、モバイル決済をするということはビッグデータが溜まるということで、そこに大きな意味がある。たとえば、ビッグデータを使って顧客満足度の高いサービスを打ち出したり、与信管理をすることも可能なので、新しい事業を生み出す機会にもなるわけです。「現金を持っていても安全」だとか、そんな気楽なことを言っている場合ではないんです。

 

 

 

僕は、老後のお金については、まったく心配していません。
 それにはいくつかの理由があるのですが、ひとつは定年をなくして生涯働けば、一定の収入が入ってきますから、心配はいりません。
 若い人は、「自分たちが高齢者を支えなければいけない」と考えるかもしれませんが、年齢フリーの社会を創り、みんながみんなを支える、つまり、「僕は70歳まで、私は75歳まで」というように、年齢フリーで働いて、働けなくなったら年金をもらうようにすれば、そんなに心配はいらないと思います。

 

 

 

敬老原則の社会では、持ちこたえられない。だとすれば、年齢フリー原則にシフトして、年齢を考えない社会に移すしかありません。
 敬老原則は、若い人口の多いピラミッド型の社会でこそ成り立つもので、超高齢社会に突入した日本では、年齢フリー原則に早く転換すべきです。

 

 

 

高齢化社会というと、暗いイメージを持つ人が多いのですが、秦の始皇帝が不老長寿を望んだように、歴史的には理想の社会だと考えるべきです。けれど、高齢者社会はお金がかかります。(中略)
少子化も進行する中で、直面する選択肢は、2つです。上野千鶴子さん(東京大学名誉教授)流に「みんなで等しく貧しくなろう」か、「少子高齢化が進む分、今の生活をキープし向上させるためにGDPを上げよう」かです。

 

 

 

 

ツイッターが、こんなに多くの人に使われるものになると、10年前に予測した人は誰もいないわけですね。
 「イノベーション」を唱えたシュンペーターが言っていることですけれども、新しいものは需要側ではなくて供給側から出ると。
 つまり、ツイッターが出たときに、「ツイッターみたいなものがほしいな」と思っていた人はいなかったと思うのですが、使ってみて「これはおもしろいな」と思ったから広がったわけですね。

 

 

 

 

 

生き残っていくために必要なのは、強さや賢さではなく「対応力」です。では「対応力」とは何かというと、環境の変化に条件反射する力というより、世の中で何が起こっているのかを、原点に立ち戻り根本的なところから「考える力」がベースになると思います。
 そのためには、経験に振り回されずに、ゼロベースで考え抜くことが重要です。

 

 

 

 

そもそも論でやると、問題の本質がものすごくすっきりと見えてくるし、枝葉末節に惑わされないで、大きな方向を判断できると思いますね。重要なのは、大きな方向を間違えないことなんです。

 

 

 

 

私の好きな思想家、岡倉天心の言葉に、「変化こそ唯一の永遠である」というものがあります。永遠に不変のものなんてない。唯一永遠のものがあるとすれば、それは変化することだと言っているのですね。
 私たちを取り巻く環境は大きく変化していて、企業も個人も、先行きを見通せない時代になっている。だからこそ、何が起こっているのか、その本質もきちんと見ることが大切なのではないでしょうか。
 自分の頭で考えて答えることが、本当の意味での人生です。

 

 

 

 「老後破産」、「資産は3000万あっても足りない」など、さも恐ろしいことになるという言葉がいたるところに並んでいます。本書を読むと、事実を見極め自分で考え行動することがとても重要なのだと理解できると思います。煽り文句で儲かるのは誰かを考えることも忘れてはならないことですね。

 

 

 

 

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