【モリー先生との火曜日】モリー先生の教え
英語の多読本でもよく紹介されている「モリー先生との火曜日」、原題は「Tuesday with Morrie」の書評記事です。
- 作者: ミッチ・アルボム,別宮貞徳
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2004/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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はじめて読んだのは20代前半でしたが、モリー先生が教え子のミッチに教える人生のさまざまなテーマについての教えはこころに響きました。ビジネス書としてジャンル分けされていることもありますが、仕事にも自分の生き方にも影響を与えてくれるノンフィクションだと思います。
Amazonのkindleセールでもよく割引されていますが、ベストセラーなので大抵の図書館には置いてあるのではないでしょうか。
小さなことはルールに従ってもいい。けれども大きなこと。どう考えるか、何を価値ありとみなすか。これは自分で選ばなければならない。誰か他の人、あるいは社会まかせじゃ駄目だ。
なぜみんな「もう一度若くなれたらなんて言うんでしょう」
人生に満足していないんだよ。満たされていない。人生の意義を見いだしていない。だってね、人生に意義を認めていたら、逆もどりしたいとは思わないだろう。
女性への愛でも、愛する者を失った悲しみでも、私が今味わっているような死に至る病による恐怖、苦痛でもいい。そういった感情に尻込みしていると。つまり、とことんそれと付き合っていこうという考えを持たないと、自分を切り離すことはできない。いつもこわがってばかりいることになる。
ところがそういった感情に自分を投げ込む、頭からどーんととびこんでしまう。そうすることによって、その感情を十分に、くまなく経験することができる。痛みとはどういうことかがわかる。愛とは何かがわかる。悲しみが何かがわかる。そのときはじめてこう言えるようになるんだ。「よし、自分はこの感情を経験した。その感情の何たるかがわかった。今度はしばらくそこから離れることが必要だ。
いかに死ぬかを学べば、いかに生きるかも学べる
いずれ死ぬことを認めて、いつ死んでもいいように準備すること。そのほうがずっといい。そうしてこそ、生きている間に、はるかに真剣に人生に取り組むことができる。
人生に意味を与える道は、人を愛すること、自分の周囲の社会のために尽くすこと、自分に目的と意味を与えてくれるものを創りだすこと。
死ぬっていうのは悲しいことの一つにすぎない。不幸な生き方をするのはまた別なことだ。
英語の勉強で原文でも読みましたが、難しい単語などをあまり使っておらず読みやすかったです。勉強中の方にはそちらもおすすめです。
Tuesdays with Morrie: An Old Man, a Young Man, and Life's Greatest Lesson
- 作者: Mitch Albom
- 出版社/メーカー: Time Warner
- 発売日: 1999
- メディア: ペーパーバック
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"The truth is, Mitch," he said, "once you leaen how to die, you learn how to live."
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