スーパーサイズが教えてくれた、たったひとつの大事なこと
7〜8年ほど前の出来事。
ある映画をきっかけに、食べ物に関する認識が変わりました。
30日間〇〇を食べ続けた男
スーパーサイズミーという映画をご存知でしょうか。
※youtubeで吹替版が見れるようですね。(2015/11/20現在)
「30日間、1日3食マックを食べ続けたらどうなるのか」という、狂ってるとしか思えない疑問に体当たりで挑んだドキュメンタリー映画です。
批判も多いようですが、アカデミー賞の優秀ドキュメンタリー映画部門にもノミネートされています。
「自分たち太ったのは、太るようなハンバーガーを販売した会社のせいだ!」と二人の女性がマクドナルドに対して訴訟を起こし、「太ったのは自分の責任!」と見事なまでに裁判に負けてしまった事がきっかけで製作されました。
初めは真面目なドキュメンタリーというよりも、コメディ映画のような感覚でレンタルしましたが、内容は恐ろしくてまったく笑えませんでした。
ここからはネタバレもありますので、興味のある方は映画を見てから読んで頂ければと思います。
肥満、抑うつ、命の危険も
ベジタリアンだったモーガン・スパーロック監督は映画撮影前にドクターチェックをしてもらい、同年代の人よりも体力もあるし、体重も正常で見事なまでの健康体であるとの診断。
お医者さんも「あまり健康にはよくないだろうけどまあ大丈夫でしょ」ぐらいな感じでスタートします。
いよいよ1日3食マック生活が始まるのですが、
なんと5日間で体重が5kg増加。(!)
それからは坂道を転げ落ちるように、心身ともに健康が損なわれていきます。
マックを食べていないとうつ状態や体調不良にみまわれ、マックを食べると気分が高揚するという中毒状態に。
30日間で肝臓は脂肪肝に近い状態になり、体重は一ヶ月で11kgも増加してしまい元の健康状態に戻るまで運動や食事制限をしながら1年2か月かかったというところで映画が終わります。
この映画がきっかけとなり、アメリカのマクドナルドではLサイズの次に当たる「スーパーサイズ」の販売が中止されました。
人間は食べ物でできている
この映画で衝撃だったのは、人間は食べる物を変えただけで命の危険に晒されてしまうという事実。
それまで「食べられれば良い」とか、「どれだけ値段が安いか」を食べる基準にして生きてきました。
もちろん「ファーストフードは身体に悪い」ということは知っていましたが、太りやすいとかそんな意味で使われている言葉だと思っていたのです。
しかし、事実は違い、安易な食べ物の選択はとても危険で、病気になる機会が増えたり、うつ状態と長い間付き合っていかなければならない可能性が高くなるのであれば、食べ物にお金を掛けていた方がよっぽどコスパが良いことに気付きました。
あまりにも衝撃的な内容だったため、それ以来口に入れるものにはとても気を遣いながら生活をするようにしています。
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「健康でいる」という選択
食事に気をつけているというと、
「今からそんなこと考えてどうすんだよ。何とかなるよ」
などと言われることがあります。そして、色々なところで仕事をしてきて感じるのはこういう考えをする人の方が圧倒的に多いという事。(当社比)
大好物というわけでもない食事で身体に悪影響があるなら、多少面倒やコストがかかっても心身共に良い影響を及ぼしてくれる食べ物を選択して取り入れる方が良い選択。
少なくとも僕はそう思っていますし、健康でいるという選択をしているつもりです。
何とかならない状態になってから健康になろうと考えるのでは遅すぎますし、歳を取ってから長年の習慣を簡単に変えられるとは思えません。
後悔する前に運動や健康になるべく気を使う習慣を早くから身につけておくことはとても大事な事ではないかと思います。
最近はあまり見かけなくなりましたが、野菜を食べない世帯は年収が低かったり、衝動買いをしやすく、借金が多いというデータも。
健康健康!でストレスが溜まってしまうのでは元も子もないので、適度にお酒飲んだり息抜きは必要だと思います。
モノと同じく、食べ物に関してもどういう健康状態でいたいかを基準に「必要な食べ物」にフォーカスしていくことが大事。
久々に見たスーパーサイズミーでそんな事を感じました。
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