書評記事、読書メモで消耗しないための方法
皆さん読んだ本の内容、覚えていられますか?
僕はほとんど覚えていられません。
いざ!という時に使えず…
読む本の種類、その月の忙しさにもよりますが多ければ月10冊、少なければ5冊ぐらいは読んでいる気がします(数えた事はありません)
本を読むのは元々好きで、強制された読書でなけばどんなジャンルの本でも読みます。
ただ、ある頃から読んだ本の内容を全然思い出せない事に気づきました。
小説などの娯楽系は思い出せなくても困る事はありませんが、ビジネス書などのノウハウをいざ仕事で活用しようと思った時に「あれ、なんだっけ?どうやるんだっけ?」と、思い出せなくて困った事がけっこうあります。
せっかくの使いどころでその力を発揮できなければ、買った代金と読んだ時間が水の泡。
ただ、小さい脳みそを嘆いても仕方ないので、ある頃からは本の気になった内容やノウハウを全てevernoteにすべて書き写すようにして、思い出せなくても困らないようにしていました。
koizumihikaru1234.hatenablog.com
この気になった箇所のメモが、僕の書評記事や引用の元になっています。
けっこうたくさんあったので、人生って何がどこで役に立つか分からないものだなと思いました。
けっこう大変
evernoteにメモしておく事でいつでも本の内容を見返す事ができる。
もの凄く便利でとっても役に立ちます。
ところがこの作業、やった事のある方はご存知だと思いますが、かなり大変な上にものすごい時間がかかるのです。
読書中に気になった事をメモするにしても、読み終わった後に全てをメモするにしても、文字を書き写すのはタイピングでもかなり時間が掛かります。
僕はほぼブラインドタッチができるのですが、それでも本を見つめながらキーボードをガチャガチャ打っていれば誤入力は出るし、数字と日本語と英語が入り混じった文章では変換も必要になり、一筋縄ではいきません。
皮肉な事に名著で書き写したい箇所が多い本である程、負荷が大きくなるというジレンマ。
正直、書き写し箇所が多すぎて挫折した本もたくさんあり、売り払ってしまう前にちゃんとメモしておけば良かったと後悔している本もたくさんありました。
書き写す事に疲れた
現在図書館から借りてきたこちらの本を読んでいるのですが、久々に名著にめぐりあえた!と思える非常に面白い本です。
選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)
- 作者: シーナアイエンガー,Sheena Iyengar,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/07/10
- メディア: 文庫
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人間や動物が行う「選択」を実験結果などから科学的に説明をしていて、「スタンフォードの自分を変える教室」を面白いと思った方は楽しめると思います。
とても刺激をもらえる言葉がたくさんある他、好奇心をくすぐる話がたくさん書かれています。
自由の勝利と見なされるベルリンの壁崩壊、共産主義から解放されて様々な「選択」ができるようになった東ベルリンの住民について。
わたしは東ベルリンの人たちと会話を交わすうちに、あることに気がついた。機会や選択の自由が拡大し、市場ではますます多くの選択肢が手に入るようになっていたのに、かれらはありがたく思うどころか、逆にこの新しい生き方に疑いを抱き、不公平感を募らせていたのだ。
選択できる自由が、必ずしも幸福をもたらすわけではない。
歴史的に失敗と見なされている共産主義に幸福感を感じていた人が数多くいる理由がっこの後に分析されていきます。
とにかくメモしておきたい箇所が山のように出てきてしまい、全然読み進められずイライラしていました。
その時ふと思いました。
「メモしないで、気になる箇所を短時間で書き写す方法ってないんだろうか」
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ありました!
ふと思いついてググってみたら、やはり同じ悩みを抱えている人はたくさんいるようで、便利なアプリがちゃんと開発されていました。
しかも複数あり何個か使ってみたのですが、もっとも使い勝手の良かったのはこちらの組み合わせ。
どちらもアンドロイドでも使えるようで無料です。
やり方はOffice Lensを立ち上げたら写真を撮って、本のテキスト化したい範囲を選択します。
1ページ丸々でも大丈夫です。
どのソフトにエクスポートするのか選択できるのでWordを選択。
これでファイルを開くと、撮影したページの内容が全てテキスト化されていて、コピペも自由自在。さきほどの引用もコピペです。
あんなに時間が掛かっていたのが嘘みたい。
OneNoteというアプリに保存してテキスト化する方法を紹介しているサイトが多かったので使ってみましたが、Wordの方がコピペなどの操作や、縦書きを横書きに変換する操作が使いやすく、文字の変換ミスも少ないと感じました。
保存したファイルはOne DriveというMicrosoftのクラウドに自動保存してくれるので(15GB)、iPhoneの容量を圧迫しません。
短い言葉であればタイピングの方が早いので全てこの方法でというわけにはいきませんが、長い文章はかなり時間を短縮できました。
書評や本の感想を書いているブロガーさんはご存知の方も多いかもしれませんが、知らなかった方、紙の本の内容をテキストで保存しておきたい方にはとても効率的だと思います。
※ついに100記事!
読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします(^^)
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