ミニマリスト ひかるの本棚

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残りの人生でいくら稼げばいいのか。これからの働き方について

ちきりんさんの「未来の働き方を考えよう」、読了しました。

 

「今の仕事、働き方に満足できていますか?」

 

自信を持ってYESと答えられない方にはきっとたくさんの気付きがある本です。

 

 

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

 

 

ワークシフトのほどの衝撃はなかったにしろ、自分がこれからどういう世界に生きて、どういう働き方をしていくのかという事に真剣に向き合い、考えなければならないと強く感じました。

 

気になるところを引用いたします。

 

生活の仕方で一生の働く時間を決める

 

おおざっぱに言って、私たちが一生に必要な費用は次の4つです。


1 基礎生活費
2 住宅購入費
3 育児、教育費
4 老後費用

 

それぞれどの程度の額が必要かは人によって異なるのですが、生涯年収が数億円とすれば、1~4のそれぞれに数千万円ずつ使うのが一般的な人のお金の使い方です。しかし、ミニマムに暮らしたいと考える人たちには、このうち2と3が不要です。それはつまり、人生において1から4までのすべてが必要な人の、半分ほど稼げば生きていけるということです。

 

ミニマリスト的な生活について触れられています。

 

僕自身、結婚していないですしその予定もないですが(泣)、もし機会があって結婚して3が発生したとしても、2を発生させずに家賃の安い家に住んだり、モノをあまり買わない生活を続けて1を減らしたら今ほどの稼ぎの仕事を生涯続ける必要がないことにあらためて気付きました。

 

今までは、一生懸命働き、よりたくさん稼いで、より豊かな生活を目指すことが一種の常識でした。しかしこれからは、必要生活費をできるだけ抑え、働く期間を最短化するという逆転の発想で人生を設計することも、ひとつの選択肢となります。

 

こういう発想は今でこそ少しづつ定着してきているように感じますが、まだまだ少数派で非常識だと思う方も多くいます。

 

今現在の働き方を常識として定着させたのは団塊の世代、高度成長を経験した世代の方であって、働けば働くほど豊かになれた世代の方だとちきりんさんは言っています。

 

今の時代であれば、スマホやパソコンがあれば無料、格安で様々なサービスを受けられますし、モノが大量に溢れているのでシェアすれば自分で買わなくても十分に豊かな生活を送れます。

 

そもそも買わないものを決めておくという選択をすることで、人生の中で働く時間を短くして、その分自分が本当にやりたいことに時間を費やすことができるという考え方はとても斬新でした。

 

重要なのは収入よりも支出

たとえば300万円の車を買えば、税金、保険、車庫代などで年間40万円はかかります。つまりたとえ10年間、車を買い替えなくても、購入費と維持費で合計700万円が必要になります。これは、1年間を230万円で暮らせる人にとっては、3年分の生活費にあたります。したがって車を買うという選択は、「車のために生涯で3年間は長く働く」という選択をしているのと同じです。

 

買い物をこういう風な視点で見ると、今までとは考え方が変わってきます。

 

収入があるから買うのではなくて、買うために労働するという逆の発想を持っていると生涯で仕事に使う時間の考え方もずいぶん違って見えてきます。

 

ちなみに僕は労働を否定的に捉える人間ではありません。

情熱を持って挑戦できる仕事であれば、死ぬまでその仕事に熱狂していたいです。

 

しかし、お金を稼ぐためだけの労働はしたくありません。

もししなければならないなら、そこに長時間費やすよりもなるべく短い時間で切り上げて、生活費を切り詰めてでもやりたい事に時間を費やした方が幸福な一生を送れると考えます。

 

 

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死ぬまでにいくら必要か

 

60歳で死ぬか、100歳で死ぬかによって、人生の長さは40年も違います。一ヶ月に20万円の生活費が必要な場合、この40年間の生活費だけでも1億円近くになります。一生に必要な生活費は寿命によってそれぐらい異なるのです。

 

結局のところ、自分のお金で死ぬまで(経済的に)困らない人というのは、少々年収が高いとか、ちゃんと貯金していたとか、家のローンが終わっていたなどという人ではなく、寿命の短い人なんです。

 

生涯に必要なお金というのは、大体が平均寿命で計算されていますがあくまでも平均。

 

それ以前に死んでしまったらお金は余るし、平均より長生きしてしまったらお金は足りなくなるのは心配してもどうにもならないリスクだとちきりんさんは言っています。

 

もし、今やりたくない仕事に就いていて、老後資金のために何十年も節約しながら貯金をしていくという考え方は僕の中ではベストな選択とはとても考えられません。

 

長生きしてしまえば必ずリスクを抱えてしまうのであれば、後悔の無いようにできる限り今やりたいことを追及しながら将来に備えていきたいです。

 

間もなく転職予定の僕ですが、これからどんな仕事をして、どれぐらい稼いで、どんな人生にしていくのかを今までと違った視点で考えるきっかけになりました。

 

今の仕事に満足できていない方、転職を検討されている方はきっと得るものが多い本です!

 

 

 
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