幸せをお金で買う!スマート・サイジングを読んで考えた幸せについて
お金で幸せは買える。でも本当に大切なのは「何にお金を使うのか」ということ。モノを買っては捨てるの繰り返しでは、いつまでたっても幸せにはなれない。
テレビやネット広告は、私たちのこう語りかける。「幸せになりたい? 満たされたい? ふつうでいたい? だったら、何か買わなくちゃ」そんなの嘘だ、直感では分かっている。幸せはデパートでは手に入らないのだから。けれども、マスコミというのはどうにも口のうまい相手なのだ。
頭では「それは必要ない。持ってるもので十分」と分かっています。
しかし、昨日の記事でも書きましたがあらゆる手段で財布の紐を緩めようとしてきます。そしてそれは非常に巧妙で、魅力的で、欲望を最大限に刺激します。
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心理学教授ティム・カッサーが「物質主義の高価生」で述べたところによると、幸福度の意識調査において、1957年当時、アメリカ人の約35%が「とても幸せ」と答えていたという。そして、驚くことに、それ以降、つまり経済的に豊かになり、あらゆるモノが家に溢れるようになって以降でさえ、その数字に達することはできていない。
さらに別の研究からは、不満やネガティブな感情がモノへの執着心と深く結びついていることが指摘されている。1976年に当時18歳の大学1年生1万2000人を対象に行われた調査において、モノへの強い執着心を示した学生の方が20年後の再調査で、自分の生活への満足度が低いという結果が出ている。
僕はこれまで経験よりもモノを買うことを重視してきました。
旅行にもいかず、美味しいものも食べずに節約してモノを買ってました。
なぜなら、経験は手元に残らないけどモノは目に見える形でいつまでもそこにいてくれるから。
目に見えなかったらお金使ったか使わなかったかわかんないじゃん!という、いかにもマキシマリストっぽい考えを持っていました。
せっせと買ってはモノを溜め込んでを繰り返し、ある日ミニマリストの存在に衝撃を受けて「必要なモノだけ残そう!」とお片づけをしたら、皮肉なことに見事に何にもなくなりました。
しかし、かつてない充実感で日々を送っています。
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モノに執着するということは、結局「こんなに凄いモノをたくさん持ってる俺ってすごくない?すごくない!?」と見栄を張ってるだけで、自分の幸福とは何も関係ありませんでした。
モノに執着するほど不幸になる。経済成長率ってなんなんでしょうね。
どれぐらいお金があれば幸せになれるのか
基本的なニーズ以外、お金は私たちが本当に幸せになるために必要なものを何ひとつ与えてくれない。すなわち、家族、コミュニティ、健康、満足のいく仕事、芸術や自然などからの経験、他人への思いやり、目的意識、洞察力などは、どれもお金では買うことはできない。
重要なのは「今の生活を維持するためにはどんなモノが必要か?」ではなく、「自分は生活から何を得たいのか?そのためにはどんな生活を築くのがベストなのか?」
幸せは買える。それも高くない値段で。
食べ物があって、屋根のある家があって、家族がいる。
それが維持できるだけのお金があればいい。
それで十分幸せなはずなのに「まだ幸せにならないから、もっと買わなきゃ!ていうか全然お金足らないじゃんか。´д` ;」と、モノを買ったら幸せになると思い込んでいるとストレスフルで拘束時間も長い過酷な仕事で身を削らなければならなくなってしまいます。
本書を再読して、あらためて「(自分にとって)幸せな生活とは何か」を考えるきっかけになりました。
タイニーハウスに住みたい!
http://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2014/08/tinyhouse_01.jpg
車で移動できてしまうぐらい小さな家。
「ここ飽きたから今日ちょっと引っ越しするわ!」とか余裕で言えます。
かっこいいです。
先日A1理論さんの記事で小屋フェスについて書かれてましたが、タイニーハウスや小屋のような小さい家でいつか生活してみたいです!
↓行けなかった自分、可哀想・・・泣。
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